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エイラのフィンランド便り 2004年12月〜2005年12月
フィンランドの思い出や情報など、毎月いろいろ紹介する
「エイラのフィンランド便り」バックナンバーです。
(2004年12月〜2005年12月)
2006年度の「エイラのフィンランド便り」はこちら。
フィンランドログハウスのスオミインターナショナル スタッフ
松井 エイラ・カーリナ
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■ 2005年トピックス 〜 フィンランドの1年 〜
1月 Hyvää uutta vuotta! (フィンランド語で「ハッピーニューイヤー!」)
We wish you all a Happy New Year 2005 !
2月 Helmikuu フィンランド流、寒い季節を楽しく過ごす方法
3月 Maaliskuu イースターとネコヤナギと踊る太陽
所変われば罰金も変わる
4月 Huhtikuu 雪解けの季節
5月 Toukokuu 春の喜びと卒業のシーズン
6月 Kesäkuu(kesä=summer夏、 kuu=month月) 白夜の季節
7月 Heinäkuu(Heinä=草、kuu=月) ブルーベリーとサマーバケーション
8月 Elokuu(elo=収穫、kuu=月) じゃがいもとベリーの季節
9月 Syyskuu(syys=秋、kuu=月) キノコと文化の季節
10月 lokakuu(loka=泥、kuu=月 晩秋〜暗くて寒い季節の乗り切り方
11月 Marraskuu オーロラ (フィンランド語でRevontulet)
12月 Joulukuu(joulu=クリスマス、kuu=月) フィンランドのクリスマス
■ 2004年12月「メリー・クリスマス」 |
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12月はフィンランド人にとって特別な月です。クリスマスは、寒くて暗い冬に、光と夢をあたえます。光には、キリスト教的な深い意味があります。クリスマスは、世の光としてイエス・キリストがこの世に来られたことを祝う日です。教会でも、さまざまなクリスマス集会が開催されます。もう一つの光は、各家のイルミネーションとキャンドルライトです。フィンランドには、暗い季節になると、窓際にキャンドルを置く習慣があります。その光が家の中と外を優しく照らします。
夢といえば、サンタクロース(フィンランド語でJoulupukki)。子供だけなく大人にも愛されています。フィンランド人には、それぞれサンタにまつわるエピソードがあります。研究によると、サンタは子供達によい影響を与えるそうです。フィンランドのクリスマスソングにあるように、老人も子供のように若返り、背中の曲がった人もうれしさのあまりまっすぐに背中がのびる、というほど、 みんながうれしいのがフィンランドのクリスマスです。クリスマスの準備は早くからはじまります。家を大掃除し、クリスマス料理を時間をかけて手作りします。子供達もクッキー作りに参加します。子供達は、サンタからプレゼントをもらうために、クリスマス前には特別にいい子にしています。サンタの弟子のTonttu(トントゥ)達が、1ヶ月前から家々をのぞいて、子供達がいい子にしているかどうかを確かめるからです。 その結果によって、プレゼントがあるかないか・・・。大人も同じです!イヴには、町中で赤い服のサンタクロースを見かける事ができます。
クリスマスは家族一緒に祝います。日本のお正月と同じように、休暇があり、みんな帰省します。
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11月30日
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| 2004年12月トピックス Merry Xmas |
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秋から冬へと季節が移り変わる時期に北の空に現れるのは、オーロラです。旅行者など多くの人々がオーロラの出現を待ち望んでいます。聞くところによると、今年はオーロラが特別に多いそうです。オーロラと言えば、思い出がたくさんあります。その中でよく思い出すのは、子供の頃、ある冬の寒い夜に出会ったオーロラのことです。満天の星空に満月がかかり、地面の雪は道のように固く凍りついていました。それは、普段歩けない場所でも、どこでも歩いたり走ったりできるような硬さでした。一面の雪が満月に照らされて明るくなっていました。大勢の子供たちと走り回って遊んでいると、北の空にとてもカラフルなオーロラが現れたのでした。赤、緑、青、黄色の光がふわふわと踊るように見えました。雪国の寒さと静けさのために、ぱちぱちと音まで聞こえたのでした。小学生の子供でありながら、私達はその美しい自然現象に感動して、その場に立ち尽くして眺めたものでした。この夜の風景は、今でも脳裏に焼き付いています。それ以前にも後にもたくさんのオーロラを見ましたが、それでもやはり、この子供の時に見たオーロラの眺めが一番美しかったと記憶しています。11月には日も短くなって、まだ雪は積もりませんが、寒さが段々と厳しくなっていきます。フィンランドの長い冬の始まりです。そんな中で、コンサート、劇場、映画館などが活発になっていきます。
オーロラに関する詳しい情報は以下のページに。
フィンランド政府観光局のページ「オーロラを見に行こう」 http://www.moimoifinland.com/fourseasons/aurora.html
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10月は晩秋で、紅葉がまだ残っています。夏には緑と花でいっぱいだった畑が、大きな機械で掘り返されて、土が剥き出しになります。緑が消え、花も枯れて、太陽も、まるで人を避けるかのように地平線近くの低い位置を動くようになります。フィンランドの暗くて寒い時期の到来です。そんな時に、精神的に弱っていってしまうのは、よくある話です。家の中にいる時間が長くなっていくので、その時間を乗りきるためにスポーツを始めたりします。インドアでは、エアロビクス、スイミングなどのスポーツや、新体操などがあります。アウトドアスポーツも、秋に始まる事が多いです。トレッキングも人気があり、ラップランドの美しい紅葉をみるために、外国からの観光客も大勢やってきます。そんな中で、おもしろいものがフィンランドで発売されました。ウォーキング用のスティックです。それは、スキーのスティックのようなもので、スキーと同じようにして歩くので、全身運動になります。腰の弱い人にとっても良い効果があると聞いています。日本ではまだ見かけないものです。また、フィンランドでは、コマ付きのスキーやソリを見かける事があります。若い人は、それで雪の季節に備えてスキーの練習をし、おばさんたちは、そのソリで買い物に行きます。もちろん、雪が積もるとコマを外します。
また、勉強をするという手もあります。秋になると、働く人のための夜間の学校が活発になります。国立の学校なので、1ヶ月2000円でどんな言葉でも学ぶ事ができます。18歳以上で、フィンランドで働いて税金を払った人なら、誰でも学ぶ事ができます。図書館でも、いろいろな講座が開かれています。小さな子供がいる人たちの為に、ベビーシッターまでいます。フィンランドでは、何でも勉強しやすいようになっているのです。
暗い季節を乗り切るためには、外で活動するだけではなく、家の中でも工夫を凝らします。暗い時期が長く続くので、フィンランド人は明かりが好きです。 暗い時には、外の木にまで電燈を灯します。ろうそくも雰囲気作りによく使うので、ろうそく店がたくさんあります。また、夜の暗い時に家に帰っていくと、ログハウスからこぼれる灯りが暖かく迎えてくれます。寒くて暗い時こそ、そのようなログハウスの良さと雰囲気に心動かされるものなのです。
9月30日
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9月になると、 少しずつ紅葉が始まります。フィンランド北部では、ブルーベリーが真っ赤に紅葉して地面を紅に染め、白樺の葉は鮮やかな黄色に変わります。秋晴れの青空と、白樺の黄色と、地面の赤い色合いがとても美しい風景を作り出します。その中で、何十種類ものキノコが生えます。 フィンランド人はそれほどキノコを食べませんが、新聞で読んだところによると、イタリア人がフィンランドのキノコを求めてフィンランドに住みついて、イタリアにキノコを輸出したりしているとのことです。それでもなお、キノコは森にたくさん残るので、腐ったり、寒くなって凍ったりします。真っ赤で白い斑点のある直径10〜15センチくらいの毒キノコを見かけると、踏み潰します。フィンランドには、マツタケ(フィンランド語でHerkkusieni)もあります。
9月はまた、コンサートとオペラと演劇のシーズンです。愛好家たちは、シーズンチケットを買って何度も見に行きます。フィンランドでは、音楽や演劇にとても人気があるので、田舎の小さな町にも劇場があり、好きな人は、自分でも劇をしたりします。市民ホールや村民ホールがあり、映画館や劇場やダンスホールになったり、若い人たちが母の日の行事を催したりします。間の日の練習もそこでします。私も、若いときに、演劇とフォークダンスをしていました。楽しい思い出です。自分で脚本を書いて、赤ちゃんの役を演じて観客を笑わせた思い出は、心の中にいつまでも残っています。私の父は音楽と演劇に40年も携わり、特に音楽で生計を立てていたので、今思えば、私もその影響を受けたのでしょう。
8月26日
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フィンランドでは、8月15日に新しい年度が始まり、月の後半には秋に入ります。学校も、二ヶ月半の長い夏休みが終わって、新学年となります。農家の人たちにとっては、8月は忙しい月です。昔の事ばかりで恐縮ですが、収穫は隣近所あわせて大勢で行われていました。たとえば、私の実家のジャガイモ畑では、収穫の時になると、私の家族と近所の人たちを合わせて10数人ぐらいで、丸一日かけて農作業しました。その日には、母が家の人たち皆の食事とおやつを作るのに追われていました。休憩時間になると、畑の横にある草地で、母が持ってきてくれた焼き立てのパンとコーヒーをいただいたのですが、その味がとてもおいしかった記憶があります。今思えば、本当に良い思い出ばかりです。皆、互いに協力し助け合って、信頼していた時代でした。今では、野菜から麦までほとんどの収穫は機械で行われるため、まずそんな光景は見られません。
収穫といえば、8月には、7月とはまた違うさまざまな種類のベリーが採れます。例えば、庭先には、レッド・カラント、ブラック・カラント、グース・ベリーなど、森の中にはリンゴン・ベリー(結構酸っぱいので、料理の付け合せとして、よくでてきます)など、湿原にはクラウド・ベリーなどが熟れています。
フィンランドの主食は、じゃがいも(Peruna)です。 じゃがいもには数え切れないほどいろいろな食べ方があり、各家庭によっても違います。レストランでも、ジャガイモの食べ方を聞かれます。一番よくあるのは、丸ごとゆがいて皮をむいて、魚や肉などのおかずと一緒に食べるものです。オーブンで、肉の塊などを焼くときに、隅で一緒にホイル焼することもあります。そして、塩コショウしたり、ガーリックをふったり、バターをのせたりして食べます。また、魚とじゃがいも、肉とじゃがいもなど、いろいろなグラタンにして食べます。フライドポテトとガーリックポテトは、特に若い人たちの間で一番人気です。その他にも、スマッシュポテトやサラダ、スープに使います。新じゃがには、ディルというハーブがよく合うので、よく使います。ちなみに、私の好みは、自分の好きなようにアレンジした鮭とポテトのグラタンです。
8月1日
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Heinäkuu”ヘイナクー”はフィンランドでサマーバケーションの月です。1年で一番暑い時期でもあります。フィンランドで働く人たちにとって何より嬉しい有給休暇です。休暇は1ヶ月程ありますので旅行や家の修理などいろんな事をして過ごします。私がフィンランドで働いていた頃は田舎へ帰るのが一番の楽しみで、家の手伝いやなつかしい人たちとの交わりが、私にとってふるさとから何か元気をもらえる日々になっていました。今でもルーツへ帰るたびに元気をもらいます。
7月になったら森の中にブルーベリーがなって収穫にくる人々を待っています。ブルーベリーの実を摘むのは毎年のうれしい行事のようなものです。 森に入ると日々から開放される気持ちになります。木々のざわめき、森の香り、鳥たちのさえずりによって自然の素晴らしさと大きさと自分の小さな事を感じさせられます。ただ森の声に耳を傾けながらブルーベリーを摘みはじめます。はじめのうちは1つおきに口に入れて歯もくちびるも黒くなるまで食べます(笑)。野生のブルーベリーは少し小さくとても美味しいです。フィンランドではいろんなベリー”Berry”を食べます。例えば、ラズベリー・クラウドベリー・グースベリ−・ストロベリー他、夏の朝市でもたくさん売られています。長い冬の保存食として濃いジュースにして薄めて飲んだり、ジャムにしたり、最近はそのまま冷凍することも多いようです。ベリーは食卓の中に毎日何かのかたちで出されており、フィンランド人にとって大事なビタミンの元となっています。
今回はブルーベリーの時期によく家庭で焼かれるブルーベリーのパイの作り方を紹介したいと思います。
| 簡単に焼けるブルーベリーパイ |
| 〜パイ生地の材料(27cmのパイ皿)〜 |
〜トッピング材料〜 |
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| たまご ・・・・・・・・・・・・・・ |
2個 |
冷凍ブルーベリー ・・・・・ |
お好み量 |
| 砂糖・・・・・・・・・・・・・・・ |
150cc |
溶かしたバター ・・・・・・ |
75g |
| 牛乳 ・・・・・・・・・・・・・・・ |
100cc |
プレーンヨーグルト ・・・・ |
100cc |
| バニラエッセンス ・・・ |
少々 |
砂糖 (ヨーグルトに付いている物)・・・ |
お好み量 |
| ベーキングパウダー ・・・ |
小さじ1.5 |
| 片栗粉 ・・・・・・・・・・・・・・ |
大さじ1 |
| 小麦粉 ・・・・・・・・・・・ |
250cc |
〜作り方〜
1. たまごと砂糖を泡立つまで混ぜ合わせます。
2. 溶かしたバターとバニラエッセンスを加えます。
3. 小麦粉とベーキングパウダー(既に合せた物)と牛乳を混ぜ合わせながら交互に
少しずつ加えます。生地の出来あがりです。
4. 生地が出来たらパイ皿にのせてきれいに伸ばします。
5. 別の容器でヨーグルト・砂糖・片栗粉を混ぜ合わせ、パイ生地の上にかけてブルー
ベリーをお好みいの量でトッピングします。最後のヨーグルトに付いている砂糖を
上からパラパラと降りかけます。
6. オーブンに入れ180度で様子を見ながら25〜30分焼きます。
出来あがり!!

2005年7月5日
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6月は、1年で一番美しい季節です。自然界はすべて新緑に包まれていて、多くの緑と花の香りをたっぷり楽しめる時期です。例えば白樺が、雨の後に特別に何とも言えないさわやかな香りをただよわせます。ライラックの花のちょっと贅沢な香りも好きです。たくさんある香りと花の中で私が好きなのは、少し素朴で、森の中で咲いているスズランです。スズランはフィンランドの民族の花でもあります。厳しい自然の中で懸命に咲いて、人を喜ばせるすばらしい香りを小さな花から漂わせます。スズランの香りは、人を平和な気持ちにさせてくれます。
6月は白夜の月でもあります。太陽が一日中沈まない夏至Midsummerをフィンランド人は皆、毎年楽しみにしています。その過ごし方は様々です。フィンランドには湖や島がたくさんあります。例えば、モーターボートやヨットを持っている人たちは、海や湖でクルージングを楽しんで、島々を見てまわります。そして、好きな島で仲間とバーベキューをしたり、ボートやログキャビンに泊まったりします。 若い人たちは、Midsummerの様々な祭りに出かけて行って遊びます。別荘を持っている人たちはもちろん別荘でゆっくりして、夏の美しい自然と、太陽の沈まない明るい夜を楽しみます。サウナに入ったり湖で泳いだり、釣りやバーベキューをしながら過ごします。フィンランドにはログハウスの別荘が昔からたくさんあります。別荘は湖のそばにあることが多く、周りの住宅や人々に煩わされることのない環境にあります。特に街で暮らしている人々にとっては、何よりも疲れを癒される隠れ場です。フィンランド人は自然を愛し、大切にしています。ログハウスも、その一環なのです。夏になったら、とにかく外で過ごす時間が多くなります。食事も庭やベランダでとり、日向ぼっこをしたりする人もいて、短い夏の間に日の光をできるだけ浴びるようにします。フィンランド人は遊ぶために働く、という感じなのです。Midsummerが済んだら、7月は1ヶ月間有給の夏休みです。休みの多いフィンランドは、ログハウスでの休暇にぴったりの環境です。1ヶ月くらいログハウスに滞在して、のんびりと過ごします。
2005年6月3日
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フィンランドの5月は、メーデー May Day (Vappu) で始まります。 Vappu は、多くのフィンランド人にとっては、春のお祭りです。
長い冬から開放されて、自然も人々も喜びを表します。 服装も薄着になり、春らしい色合いに変わって、人々は何らかの形で外に繰り出します。
家族や友人と公園でピクニックする人もいれば、 ただ散歩して春の香りを味わう人もいます。
公園の中にはコンサートホールがあって、そこで音楽を楽しむ人たちもいます。
でも、一番多いのは、仲間と集まってわいわいと飲み歩く人たちでしょうか。
道沿いには屋台や風船売り場が現れます。 フィンランドでは、風船といえば Vappu
なのです。 子供たちは買ってもらった風船を持って歩きます。 また、Vappu になったら、ハイスクールを卒業した人たちは、年齢には関係なく、
卒業の時に学校からもらったら校章つきの白いキャップをかぶります。 5月は卒業の季節でもあるのです。
年老いた人たちのキャップは卒業以来の長い年月を経て黄ばんでしまっているのですが、
みんなプライドを持って被ります。 なぜなら、フィンランドでは、ハイスクールを卒業するのは非常に難しいからです。
まず入学するためには、入学試験もありますが、中学校の成績が、5点満点としたら平均4点ないといけないのです。
入ったところで、必死に勉強しないと卒業できません。 フィンランドの教育水準は現在、世界の中でもトップレベルです。
(余談になりますが、新聞で読んだところによると、一人あたりの読書量は年間21冊にものぼるそうです。)
ハイスクールに行くことができない人たちは、それぞれ専門学校に行きます。 各学校の卒業式は、5月の最終土曜日に行われます。 式には、家族と友人はできるだけお祝いに駆けつけます。
そして、写真屋さんに行って記念写真を撮ったり、ホームパーティーを開いたりします。
ハイスクールの卒業式では、みんなドレスアップして、髪もセットして出席します。
そして生徒たちは一人一人、校章のついた、黒いつばのある白いキャップを、校長先生から受け取るのです。
キャップは、日本の学生帽に少し似た形をしています。
5月は、農村の人たちにとっては、一番忙しい時期です。
雪と氷から開放された畑の土を何度も機械で耕して、
その後で種を蒔いたり、苗を植えたりします。
その作業を見ている小鳥たちが土からでてくるご馳走を狙って飛び回っています。
日が長いため、小鳥たちのさえずりが遅くまできこえます。
美しい空に向かって、春に感謝の歌を歌っています。
森の中では、青と白の小さなアネモネがたくさん咲きます。
私にとっては、とても懐かしく、元気の元になる風景です。
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4月は、エイプリル・フールで始まります。 4月1日になったら、どんなニュースを見聞きしても、
まず疑ってかかる気持ちがどこかにあります。 昔のニュースに、イタリアでスパゲッティの栽培が失敗して、
スパゲッティが採れない年になってしまった、というものがありました。 4月1日の新聞を読む人はみんな、どれがエイプリル・フールか、探します。
学生たちが、いきなり難しいテストを出されることで、慌てふためいたりします。
それは、最後の時間に行われると先生が言うのです。 当然、最後の時間になったら、エイプリル・フールだったことがわかります。
4月は雪と凍った湖や川が溶ける季節でもあります。 その前に、海の上で凍った雪は、道のように固くなっているため、
海の上を散歩するのが、3月から4月初めにかけての一つの楽しみ方です。 春の光が、凍てついた雪の上でダイヤモンドのように輝いています。
友人の日本人の息子さんがフィンランドに行った時、フィンランドのおじいちゃんに、
こんな事を言ったのでした。 おじいちゃんはすごくリッチである、 というのも、ダイヤモンドに囲まれているから。
氷が音を立てて溶け出したら、水の流れる音がして、春のおとずれが感じられます。
溶け出した雪の中からまず顔を出すのは、クロッカスとLumikello(雪時計)です。
そして、白鳥とクロヅルが飛来します。 去年は、ヘルシンキ湾に600羽もの白鳥が飛来したそうです。
そんなにたくさん飛んでくるのは、珍しいことです。 でも、私がいつも心待ちにしていたのは、クロヅルです。
私が子供の頃、毎年私たちの畑にたくさんやってきて、 私たちを楽しませてくれました。
クロヅルは、二週間ほど私たちの畑にいて、その後、編隊を組んで去っていくのです。
今でも、毎年同じ場所に群れでやって来ます。
もう一つ、鳥の話があります。 実は、フィンランドでは、厳しい寒さによって、カモたちが、 海や湖の上で、立ったまま凍ってしまうことがあります。
そのカモの料理は、特別においしいので、フィンランドでは大変人気があります。
4月1日になったら、そういったカモたちの収穫が行われます。 参加する人たちはみんな、斧をもって、カモの足から切り離して、持って帰ります。
この行事はフィンランドでSorsan Poimintaと言います。2005年4月1日
(最後の鳥の話はエイプリル・フールの冗談です・・・笑)
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| フィンランドでは、交通違反の罰金額が、収入によって異なります。 違反のランクと収入のランクが記されたフォームがあり、その表によって、罰金が決まるのです。
私が聞いたところによると、交通違反の罰金額の最高は、日本円に換算すると、1600万円だったそうです。 それ以上の罰金を取られた富豪もいるかもしれませんね。
このシステムは非常に公平だと思いませんか? 例えば、月収300万円の人も20万円の人も日本では罰金額は変わりません。 飲酒運転は、もちろん免許取り消しとなります。
フィンランドは、車社会であるため、交通違反に対しては厳しいのです。 |
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3月というと、私が一番に思い出すのは、ネコヤナギPajunkissaのことです。 フィンランドでは、ネコヤナギの木は、畑の周りや川沿いのどこにでも、たくさん生えています。
この時期にはまだ雪があり、春らしいのはネコヤナギだけなので、 ネコヤナギの枝を持って帰って、チューリップや水仙と一緒に花瓶に活けて、 早春の雰囲気を楽しみます。
今年は、イースター(※「イースター」とは、キリスト教国にとって大きな祝祭日です。) が3月にあたります。 私は、イースターといえば、まずネコヤナギを思い浮かべます。
イースター休暇は、4〜5日あります。 多くの人たちが休暇を利用して旅行したり、 里帰りしたりして、イースターを楽しみます。 昔から行われていたイースターファイアーは、今でも行われています。
広い場所に、たくさんの木と木の枝を集め、2〜3mの高さのやぐらにして、焼きます。 昔は、魔女を追い出すという意味がありました。 今では、子供たちが、メイクと服で小さな魔女に仮装して、家々を訪ねて、お菓子をもらいます。
子供たちは、ネコヤナギの枝を持って、各家庭を祝福する歌を歌います。 考えてみると、魔女が祝福するというのは、奇妙なことですね。 私の持っている魔女のイメージは、先っぽに銅製のコーヒーケトルをぶら下げた箒に乗ったおばさん、というものです。
イースターの食卓に必ずついてくるのは、色を塗った卵です。 子供たちは、一個一個の卵に自分の好きな模様を書くのを楽しみます。 卵とともに、ひよこの小さな置物も置きます。
また、多くの種類のイースター料理があります。 イースターの朝には、教会で、イエス・キリストのよみがえりを祝う、 イースター感謝礼拝が行われます。
私が子供の頃、言い聞かされていたことがあります。 それは、イースターの朝に、太陽が昇る時、復活の喜びで太陽が踊っているということでした。 それを見るために、早く起きて、わくわくしながら待っていて、
ようやく太陽が昇ると、子どもの目には、太陽が踊っているように見えたものです。
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一年で一番寒いときに、フィンランドでは、暖まる為に、よくオーブンを使います。 家の中が暖かくなると、焼きたてのパンと、オーブン料理がおいしく食べられます。
子供の頃、雪の中、3キロもの道のりを歩いて学校から家に帰ってきたとき、 焼きたてのパンの香りで迎えられたことは、一番うれしかったと覚えています。
フィンランドでは、各家庭で、パンとケーキとクッキーをたくさん焼きます。 また、様々な店で、数え切れないほど多くの種類のパンが売られています。
フィンランドはログハウスの国であると同時に、パンの国でもあると私は思っています。 日本に来てからも同じように、自分の子供たちを、毎週土曜日には、焼きたてのパンの香りで迎えました。
楽しい日々でした。今は、娘も2児の母となり、やはりオーブンを上手に使いこなしています。 そこで今回は、簡単に焼けるおやつパンのレシピを紹介しましょう。
| 簡単に焼けるおやつパンのレシピ |
| 材料50個分 |
| 低脂肪牛乳 |
500cc |
| 生イースト※ |
50g |
| たまご |
2個 |
| 砂糖 |
100〜150cc |
| カルダモン(いい香り!) |
大さじ1 |
| 塩 |
小さじ1.5 |
| 強力粉 |
約1kg |
| バター/マーガリン |
100〜150cc |
※ デパートなどのパン屋さんで、安値で分けてもらえることがあります
作り方
- 材料を室温に戻す
- 大きめのボールで、イーストを人肌の温度のミルクに溶かす
- そこに、卵、砂糖、カルダモンを混ぜる
- そこに、1カップ分除いた量の小麦粉を入れて混ぜる。硬くなってきたら、手でこねる
- 溶かしバターを冷やして入れて、手でこねる。ボールと手から離れるぐらいになったらOK。べたつくようなら、取り分けておいた1カップ分の小麦粉を少しずつ加え、手でこねる
- きれいなふきんをかけて、2倍の大きさに醗酵するまで暖かい所に置く
- ボールから取り出して、テーブルの上でこねて空気を抜く
- ふきんをかけて10分おく
- パンの形※を作って、オーブン皿に乗せて、ふきんをかける
- 生地に溶き卵をぬって、上に粗砂糖やアーモンドフレークなど、好みのものをかける
- 225度のオーブン中段で10分間焼く
↓
出来上がり!!
※ 形は、お好みで。
入れるものは、ジャム、チーズ、ウィンナー、蒸しリンゴ、缶詰みかんなど、お好みで。
これは、2月の初めに、孫と一緒にパンを焼いたときの写真です。
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We wish you all a Happy New Year 2005 ! 2005年1月 |
今年も、心から皆様のお幸せとご健康をお祈りいたします。
2004年は、世界中、またこの日本でも、大変な事が色々ありました。
地震、台風、洪水、それに津波といった自然災害によって、
多くの人々が大変な被害にみまわれました。
その事を思うと、心が痛みます。
何か一つでも助けになる事ができたら、と願います。
フィンランドでは、ボランティア精神が根付いています。
私自身、10年位前から、タイは Nonghphai の、Phetcha Bun という名の子供を支援しています。
そこには、約50年程前に、フィンランドの宣教師によって設立された、
恵まれない子供たちのための施設があり、
今は小学校もできていて、主に、フィンランドの一般の人々が支援することによって、運営されています。
私は、その施設を作った人が日本を訪問した折に、会うことができて、子供たちの話を聞いて、
無視することができず、支援することを決めたのでした。
そして今では、日本にいる私と仲間5人で、9人の子供たちを、学校に行けるよう支援しています。
これが、私の家族の生き方なのです。
思えば、フィンランドの2004年は、平凡な1年でした。 ただ、冷夏と多雨のせいで、不作だったということがありました。 フィンランドは現在、バブルに沸いており、物価もユーロも高くなっています。
10年前に比べて、本当に変わったものです。 住む家が立派に、大きくなり、走っている車もぴかぴかになったように私の目には映っています。 変わらないのは、人だけです。
Hirsiset(メーカー)の方では今、工場を拡張しています。 新しい機械も導入されますので、納期が今より早くなります。 また、よりよい部材ができるかと思います。
2004年の夏に訪れた時、お客様の為に、大きな川沿いに、小さなサウナハウスをつくりました。 川では、魚がよく釣れそうだったので、スオミ滋賀県((株)マルキHSJ)のスタッフとメーカーの社長 Markku 氏とで ボートを出して、魚釣りをしました。 自然の美しさをたっぷりと堪能することができて、私はいろいろ写真を撮りました。
とてもエンジョイできたひとときでした。
川の真中には小さな島があり、吊り橋で渡って行けるようになっていました。
そこにはログハウスの食堂があり、そこで食べたウッドチャコール(炭)で焼いた鮭とポテトは最高においしくて、
その味を忘れることができません。フィンランドの夏の思い出で、心が温まります。
この寒い冬を乗り越えるために、祖国の思い出で暖まります。
p.s. 2005年2月22日まで、大阪市立科学館のプラネタリウムで、「オーロラの世界」が開催されているようです。 フィンランドまで観に行くことができない方々は、観に行ってみられたらいかがでしょうか。(
大阪市立科学館
http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/
06-6444-5656
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クリスマスはフィンランド人にとって特別なものです。 1年で一番大きな祝い事で、クリスマス休暇があり、その時は皆家族の元でクリスマスを祝います。
クリスマスイブまでに家の掃除とクリスマスツリーの飾り付けをもみの木にします。
また、クリスマスの特別な料理をたくさん作ります。 豚のもも肉をオーブンで焼きますが、日本では鳥肉(ターキー、ダック、チキン)が多いですね。
またクリスマスケーキの替わりにクッキーを焼きます。 ミルクで炊いたご飯の中に1つだけアーモンドを入れ、これが当たった人はハッピーになると言われます。
イブの日の夕食は、家族でゆっくりと食事を楽しみ、そのあと子供たちがお待ちかねのサンタがやって来ます。
フィンランドには、そのときだけ学生がサンタになるアルバイトもあります。
子供たちはサンタさんと遊んだり歌ったりしてプレゼントをもらいます。 クリスマスイブにはお墓参りもします。
たいてい墓地は教会のそばにあり、雪国なのでお花の代わりにランタンの様なガラスケースに入れたキャンドルを供えます。
皆がキャンドルを供えるので、それは大変幻想的なものです。 何十というキャンドルがゆらぎ、お墓も光で浮き上がります。
クリスマスは冬の暗い時期の光のある祭典なのです。 普段教会に行けない人たちもクリスマス礼拝には参加します。
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