釣り道場



     ●続報  リールにLEDライトを組み込む。
夜釣りを楽しく!
 アオリイカがエサのアジを抱いて走るとき、リールのスプールに着装したLEDライトがくるくる回り貴方にアタリを知らせます。離れた車の中からで も アタリが分かる優れものです。

用意するもの

電ドラ、ドリル刃3.2mm(LED ライト穴用)、4mm(電池収納室用) LEDライト 3V, ナショナルリチウム電池BR425 3V (ショートボデイ)、5x 5mm銅版 瞬間接着剤、ハンダとハンダゴテ、フラックス液、筆、ラジオペンチ

取り付け可能リール: バイオマスター3000LS, ハリヤー2050、アオリマ チック4050等

 LED を埋め込みたいスプールを用意しスプール外側の長さと内側の深さを測り スプール外側に内側の深さ分の線をマジックで引く。LEDの位置の決定はリール内部 の構造を見て 決めること。スプールを立てて線下にLEDの頭の上部が来る位置に3.2mmのドリル 刃で 穴を開ける。内側からLEDを差込みLEDから1cm以内に写真2のように銅版を接着剤で 固定する。次に銅版の前に電池の収納室を作る。4mmのドリル刃で電池の長さ分の 2cmの穴を開ける。不注意にあけるとスプールの前のリリースボタンまで貫通して しまうから 注意する事。次にリチウム電池のマイナス部を直角にペンチで折り曲げる。電池を差 し込んで 折り曲げたマイナス部が銅版に当たるようにする。次にLEDのマイナスの足を銅版に ハンダずけ する。フラックス液を筆先につけ軽く塗った後ハンダずけする事。次にもう一方のプ ラスの 足をスプール底のカーブに合わせて伸ばし、しっかりとハンダずけする。電池を差し 込んで 点燈しないのはプラス部がスプール本体に付いておらずアルミのプラス部にハンダが ついている だけの場合が多い。点燈させない時は電池をひねって銅版に折り曲げたマイナス部が 当たらない ようにするか、電池を抜いておくと良い。LEDを装着したリールはアオリイカだけで なく コイのぶっこみ釣りにも使えそう。 
 次回はアジを元気にする海水循環装置の作り方 について。


     ●脳ミソ沸騰、血液逆流度F☆☆☆☆のアオリイカのヤエンの釣り 続編
 5月4日の連休にとうとう約束の日がやってきました。
 雑誌「自分で作るキットハウス05-06」に取材記事で登場いただいた、 長野県・飯田の福澤さんとはログハウスの契約の日に「ログが完成したら一緒にアオリイカ釣りに行きましょう」 と約束していました。
 超多忙な福澤さんから「5月4日なら時間がとれます」と連絡が入り、 4日を決行日と決めて三重県・海山町の大紀のイカダに予約を入れ、イカダ2ツを確保しました。
 私にとっても半年振りのアオリイカ・ヤエン釣りです。 同行者は私の釣友岡田氏と長野から福澤さんの職場の後輩君。 大紀は私も岡田氏も初めての釣り場です。 福澤さんにとってはヤエンの釣りは全くの初めて。 なんとか、あの強引な迫力のあるアオリイカのジェット噴射を体験してもらいたいと思いました。
 結果的には写真のような型はやや不満ですが胴長24cmを1ぱい(イカは1パイ、2ハイと数えます)。 ただし終了1時間前に福澤さんの竿先が大きく絞り込まれ、 釣り糸が何かと我々のイカダの真下を抜けて反対側に走ったのです。 イカダは四方をロープで張って固定してあります。 こうなるとヤエンを通すにはイカを一度引き戻すか、竿をイカダの下にくぐらせて反対側に持っていく必要があります。 一瞬、竿を持って海に飛び込もうかとも考えたのですが、あの状況ではどちらも不可能でとうとうエサの生きアジを離されてしまいました。
 あまりのスピードに、私はてっきり青物(ハマチなどの泳力のある魚)と思ったほどその引きは強烈で、 これが正面を岸向きに走ってくれていたら必ずヤエンで取れた相手です。 そうです逃げた魚は大きいのです! もう一方のイカダでは潮の流れが左から右に変わってから岡田氏に3回のアタリがあり2はいをゲット、 型は20cm程度と小さかった。
 ただ、取れなかったアタリの方は相当大型だったようで、走りながらアジを食っており、 走りが止まり、ヤエンを入れた時にはアジはなんと尻尾だけが残っていました。
 今回の釣りは4人で5回のアタリで3ばいのゲット。 用心深いアオリイカの釣りではまずまずの釣果といえます。 確かな手ごたえを感じた福澤さんとまたリベンジを誓いあったのでした。
 次回は釣具メーカーもうなる(?)リールの改造、LEDライトの取り付け方、LEDライト装着などいろいろ工夫を加えて、 夜釣りでアオリイカ釣りの楽しみ方を公開致します。



     ●脳ミソ沸騰、血液逆流度F☆☆☆☆のアオリイカのヤエンの釣り
 いよいよ好シーズン到来! あなたはアオリイカのヤエンの釣りを経験した事が有りますか? 手軽に港の防波堤や地磯から狙えイカの中では最高に美味しいアオリイカが釣れるのです。
 ヤエンの釣りは生きているアジの尻尾を釣り糸で縛るだけでアジには針が付いていないので イカが異常を感じだら簡単に餌を放されてしまう。 つまりヤエンの釣りはウキやエギの釣りと違いエキサイティングで非常にスリルにあふれた釣りなのです。
 水温が16度を超えるとアオリイカは浅場の海藻類に産卵のため接岸します、 イカは頭足類に属する軟体動物ですがこいつは前後に自在に動き視力が良く頭もよく学習能カがあります。 寿命はほぼ1年で11回の産卵をします。 生まれた日から墨を吐き魚を食らうのです。 また非常に大食漢でもあります。



大概は夜釣りから始めますが、暗い夜の海で餌のアジを捕捉すると一気に沖に10mは走ります。 これは仲間に餌をとられたくないからなのですがこれがアタリで ドラグを一杯に緩めたリールのスプールが突然ジージーと逆転する音を聞いたとたん私の脳ミソは沸騰を始めます。
 ここからのイカと私の駆け引きがたまらないのです。 普通の釣りはアタリがあるとすかさず合わせを入れて取り込みに入りますが アオリイカがくわえた生きアジには釣り針が付いていません。 このアタリに気ずかずにいると食い逃げされ尻尾だけが残る結果となります。 イカの大ききにもよりますが、普通ここで慌てず5−6分待ちイカがアジの頭から食い進みアジを食べることに 必死になっている間にソッと引き寄せます。 ジリジリと25−30m引き寄せて釣り糸と水面の角度が40度程度になるように操作していよいよヤエンの登場です。 ヤエンを釣り糸に通し大きく竿を立ててヤエンを滑らせてイカの下に滑り込ませます。



 運良くヤエンがイカの足かどこかに掛かるとイカは驚いて墨を吐き得意のジェット噴射で逃走に入ります。 大イカだとまともに引っ張りあうと、糸切れかイカの身切れをおこす為、 ある程度のカがかかると糸が出るようにドラグを調整して寄せます。 ギャフが届く所まで寄せてもガッチリとギャフを掛けるまで安心できません。 足1本に掛かることが多くイカが3kgもあれぽ伸ぴきったゴムみたいなもので簡単に身切れします。 こうして難を逃れたイカはスレイカとなり釣り人を翻弄します。 ちょっと糸を引っ張っただけでパッと餌を放します。 学習しているんですねえ、恐るぺしアオリイカ!10回のアタリで3〜4はい取れればいいほうで釣り人はこれにはまります。
 釣れないからこそどうして釣るか?釣り人は作戦を考えます。 どのような釣りもそうですが、釣りに行こうと思った時点から釣りのプロセスが始まります。 釣り糸の号数、カラーを変えアジが浮かないように比重の大きいフロロカーボンの糸に変えたり、 根がかりの多発する場所では中空の糸に変えたり、リールの改良はもとより竿先の改良、ヤエンの自作と針の1本まで真剣に考えます。 さらには潮見表を取り寄せて、干潮、満潮の時間帯、小潮−大潮の別、 満月の夜が大物をゲットするチャンスが多いとかイカは水潮を嫌うので大雨の後数日間は釣りに行かないとか、 こうして釣り人は熱くなるのです。 待望のアタリがでてからは全てが推測で手順を進めます。 アジを放されない様にソッと竿先でききイカの大きさを推測しアジの食われ具合を推測してヤエンを入れるタイミングを計ります。

(to be continued 次号は5月中旬にアップします)

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